tellmemen’s diary

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納豆菌(サーファクチン)で合成界面活性剤の使用量を減らす。

【納豆菌のパワー】

人間に良いことばかりもたらしてくれる納豆菌が、さらなる活躍を今後してくれそうである。

 

《納豆菌が作り出す環状ペプチド(サーファクチン)は、合成界面活性剤の働きを増強する。
    微量の添加で、界面活性剤量を100分の1に減らしても、同等以上の界面活性効果を維持できる。
    洗濯などで大量に消費されている合成界面活性剤の使用量の大幅な低減が期待される。》

 

  独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)環境化学技術研究部門【研究部門長 北本 大】の北本 大 研究部門長、井村 知弘 主任研究員、平 敏彰 研究員は、株式会社カネカ【代表取締役社長 角倉 護】(以下「カネカ」という)と共同で、納豆菌が作り出す環状ペプチド(サーファクチン)によって、合成界面活性剤の使用量を100分の1程度にまで低減できることを発見した。

 低炭素社会への意識が高まる中、環境中への拡散が懸念される合成界面活性剤の使用量の低減や、石油由来からバイオ由来の界面活性剤への転換が求められている。今回、納豆菌を用いて量産できるサーファクチンの特性を詳しく調べたところ、かさ高い環状ペプチドの作用で、合成界面活性剤の働きが大きく増強されることがわかった。石油由来の合成界面活性剤に微量のサーファクチンを添加するだけで、合成界面活性剤の量を100分の1に減らしても、同等以上の界面活性効果を維持できることを実証した。今回発見した効果を活用すれば、洗剤やシャンプーなどの日用品や、広範な化学製品で利用されている合成界面活性剤の使用量を大幅に低減できると期待される。

 なお、この技術の詳細は、2014年9月9日~11日に北海道札幌市で開催される日本油化学会 第53回年会で発表される。

http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2014/pr20140731/pr20140731.html

 

 

 この納豆菌で出来た洗剤が世に回れば、汚水の悪臭もなくなるかもしれないし、

なにより環境への負担が減らせることが一番のメリットだ。

そして、企業も率先してこういった製品を使うようになれば、きれいな海や

川が戻ることだろう。

 

そもそもすでに環境への負担を減らすことを考えて、少しの洗剤の量で汚れを

落とすことのできるエコロジー洗剤が販売されているのだから、大企業はもっと

積極的にこのような洗剤を使ってほしいものである。

 

しかし、スーパーなどでそのようなエコ製品と普通の製品を見比べてみてもわかるように、エコ洗剤のほうが少しばかり値段が高かったりする。

 

百円ショップなんかでも、百円で買える食器用洗剤なんかが買えたりする。

しかし安かろう悪かろうで、そういった安価なものは肌にも刺激が強かったり

汚れ落ちも悪かったりするものである。

それでも、安ければいいという考えの人はどうしても出てくる。

 

そこで、大企業が率先してエコ洗剤を使用し始めれば、いいことの連鎖が起きる。

少ない水で汚れが落とせることから、汚水も減り、そしてそうした製品を積極的に

使っているということのアピールにもなるはずである。

 

もちろん従業員でもなければ会社がどういった洗剤を使用しているのかまでは実際わからないだろうが、

ブラック企業を辞めた人がその会社の実情を広めていくように、

会社の環境に対する取り組みを知った従業員が、それを素晴らしいと思ったら

その会社は繁栄していくのではないだろうか。

 

少なくとも私は資源を無駄に使いごみを量産している会社の宣伝なんてしたいと思わない。

従業員割引があったりしても買いたいと思わない。

まして売り上げがあるようにみせるために従業員に購入を求めるような会社なんて御免だ。

それがとても実用的でふだん使う消耗品のような品ならともかく。

 

むしろ絶対に買わないとさえ思う。

 

外にばかりいい顔をしていても、従業員がその会社を良く思っていなかったら

たくさんの人に愛される会社にはならない。

会社を愛せない従業員たちは会社を辞めていく。

 

「私は自分が勤めている会社を誇りに思っている」

 

そう胸を張って言える人はどれくらいいるのだろう。

 

話はそれたかもしれないが、

 

自然と共生していることを常に意識しているような企業に

発展していってほしいと思う。

 

 

 

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